生成AIがめんどうだった僕が、指示を少し変えて楽になった話


生成AIが便利だという話を、よく聞くようになりました。

おおさじ君
おおさじ君
Xでも毎週のように生成AIニュースがでてるよね
こさじ
こさじ
便利なのはわかるけどどう使えばいいかわからないよ

SNSだけでなく、会社からも押し売りのように

    メールも整えてくれる。
    調べものも手伝ってくれる。
    文章を考えてくれる。
    仕事が早くなる。

使ってみろと言わんばかりの圧力です。

そう聞くと、「自分も使えるようになったほうがいいのかな」と思いますよね。

ただ、実際に使ってみると、最初は思ったほど便利に感じませんでした。

質問しても、長い答えが返ってくる。
知りたいことと少しズレている。
なんとなく正しそうだけど、そのまま使うには不安がある。

そのうち、「生成AIって便利なはずなのに、使うのがめんどうだな」と感じるようになりました。

でも、少しずつ使っていくうちに気づいたことがあります。

生成AIが使いにくい原因は、AIそのものよりも、こちらの指示の出し方にあることが多いのです

今回は、僕が生成AIを使い始めたときに感じた「めんどうさ」と、そこから少し使いやすくなった考え方を紹介します。

コレジャナイ感ばかりで敗北


僕が生成AIを使い始めたころ、よくやっていたのは、とてもざっくりした質問でした。

たとえば、こんな感じです。

「この文章を分かりやすくして」
「AIの使い方を教えて」
「仕事を効率化する方法を教えて」

こちらとしては、「いい感じにまとめてほしい」と思っています。

でも返ってくる答えは、やたら長かったり、一般論ばかりだったりします。

たとえば「仕事を効率化する方法を教えて」と聞くと、

* タスク管理をしましょう
* 優先順位をつけましょう
* 自動化を検討しましょう
* etc・・・

といった答えが返ってきます。

こさじ
こさじ
そんな分かり切ったことじゃなくて、自分に特化した内容がしりたいんだ

もちろん間違ってはいません。

でも、読んだあとに「で、今日の自分は何をすればいいの?」となることが多かったです。

今思うと、僕は生成AIに少し期待しすぎていました。

生成AIは人間の上司や同僚のように、こちらの状況を勝手に察してくれるわけではありません。

何を求めているのか。
どんな場面で使うのか。
どのくらいの長さがよいのか。
どんな言い方にしてほしいのか。

こうした前提を伝えないと、答えもぼんやりします。

ぼんやりした答えをみて、『生成AIは使えない』と判断する。

僕の場合、最初はこの流れでした。

ほんの少しだけ工夫をくわえたみた


生成AIを少し使いやすくするために、僕が変えたことは大きくありません。

難しいプロンプトを覚えたわけではありません。
専門用語を勉強したわけでもありません。

変えたのは、指示を少し具体的にすることです。

たとえば、以前はこう聞いていました。

「この文章を分かりやすくして」

これを、少しだけ変えます。

「この文章を、中学生にも分かるくらい簡単な表現にして。文章はやわらかめで、長さは今の7割くらいにしてください」

これだけで、返ってくる答えはかなり変わります。

ポイントは、生成AIに考えてほしい条件を、こちらから渡すことです。

僕がよく入れるようにした条件は、次の5つです。

    • 誰に向けた文章か
    • 何に使う文章か
    • どのくらいの長さにするか
    • どんな雰囲気にするか
    • 最後に何をしてほしいか

たとえば、メール文を整えてほしいなら、こうです。

「社内の上司に送るメールです。丁寧だけど堅すぎない文にしてください。要点が伝わるように、300字以内で整えてください」

これなら、生成AIも答えやすくなります。

逆に、「メールを作って」だけだと、相手との関係も、目的も、温度感も分かりません。

だから、無難だけど使いにくい文章になりやすいのです。

これは、人に仕事をお願いするときと似ています。

「資料作っておいて」だけでは、相手は困ります。

何の資料なのか。
誰に見せるのか。
いつまでに必要なのか。
どのくらい詳しく書くのか。

それが分かると、相手も動きやすくなります。

生成AIも同じです。

すごい指示を出す必要はありません。

ただ、相手が迷わないように、最低限の条件を伝えるだけで、使いやすさはかなり変わります。

## 読者が再現できる形に

みなさんが今日から試すなら、まずは次の型だけで大丈夫です。

**「目的」「相手」「条件」「出力形式」を入れて指示する**

この4つです。

たとえば、仕事で使うなら、こう書けます。

「目的は、会議の内容を上司に短く共有することです。相手は忙しい上司です。300字以内で、結論から分かるようにしてください。箇条書きでお願いします」

この指示には、次の情報が入っています。

* 目的:会議内容を共有する
* 相手:忙しい上司
* 条件:300字以内、結論から
* 出力形式:箇条書き

これだけで、生成AIの答えはかなり使いやすくなります。

日常生活でも使えます。

文章を短くしたいとき

「以下の文章を、家族に送るLINE用に短くしてください。やわらかい言い方で、100字以内にしてください」

考えを整理したいとき

「今の悩みを整理したいです。解決策を出す前に、まず問題点を3つに分けて整理してください」

読んだ本を活かしたいとき

「この本のメモをもとに、明日から試せる行動を3つにまとめてください。難しい言葉は使わないでください」

仕事の文章を整えたいとき

「以下の文章を、社内向けの報告文に整えてください。事実と意見を分けて、上司が判断しやすい形にしてください」

生成AIを使うとき、最初からすごいことをしようとすると疲れます。

業務改善。
自動化。
副業。
高度な分析。

そういう使い方もありますが、いきなり目指すと手が止まります。

まずは、毎日の小さなめんどうを減らすところからでいいと思います。

たとえば、

* 文章を短くする
* メールの言い方を整える
* 頭の中のモヤモヤを整理する
* 箇条書きを文章にする
* 長い説明をやさしく言い換える

このくらいなら、普通の会社員でもすぐに試せます。

大切なのは、AIに丸投げすることではありません。

自分が困っていることを、少しだけ具体的にして、生成AIに渡すことです。

まずは、この一文から始めてみてください。

この文章を、誰に向けて、どんな目的で、どのくらいの長さにしたいか

これを入れるだけで、だいぶ使いやすくなり「もう一回使ってみようかな」と思えます。

最初のゴールは、それくらいで十分です。

生成AIを完璧に使いこなす必要はありません。

まずは、みなさんの生活や仕事の中にある小さなめんどうを、ひとつだけ減らしてみる。

そこからで大丈夫です。

ABOUT ME
さじ
40代エンジニア 電力業界から化学業界にジョブチェンジしてから生き残りに必死な日々を過ごしてます。 田舎でひっそりと生息する料理と一人の時間が大好きな引きこもり。 この夏に生まれてくる家族のために家族サービスを勉強中。